オランダ公務員年金基金ABPの運用子会社APGは2月2日、コンサルティング大手デロイト・ネーデルラント(オランダ)のESG投資データ分析部門を買収すると発表した。デロイト・ネーデルラントは、ESG投資分野でAI(人工知能)やビッグデータ活用に力を入れてきた。同部門の従業員13名はAPGに移籍する。ABPの運用資産総額は4,050億ユーロ(約55兆円)
移籍した新チームは、気候変動、医療、健康の分野で事業機会を捉えている上場企業の特定作業を進める。また、IT技術を活用し、顧客や他のステークホルダーとのコミュニケーションの改善にも活かす。APGはすでに金融関連のFAQサイト「Kandoor」を提供しているが、この分野でも新チームのノウハウを活かす。
【参照ページ】APG puts artificial intelligence to work for sustainable investing