【EU】欧州司法裁、同性婚非合法のEU加盟国でも同性パートナーの居住権認める歴史的判断 2018/06/17 最新ニュース

 欧州司法裁判所は6月5日、EU加盟国の市民と結婚したEU加盟国以外の同性パートナーについて、同性婚を合法化していないEU加盟国もパートナーとして居住権があるとする判断を下した。ルーマニア人男性エイドリアン・コマン氏が、パートナーの米国人男性クレイボーン・ロバート・ハミルトン氏のルーマニアでの居住権を巡り、裁判で争っていた。

 EU加盟国の中で、同性婚を合法化していないのは、スロバキア、ブルガリア、ポーランド、ラトビア、リトアニア、ルーマニアの6カ国。EU法では、EU市民の配偶者であればEU域外の国民にも居住や移動の自由を認めている。しかし、今回の判断により、同性婚のパートナーも配偶者として同じ権利が適用されることになった。欧州司法裁判所は、EU法は「配偶者」をジェンダー中立として用いており、異性間に縛られるものではないと判断した。

 コマン氏は、米国で4年間ハミルトン氏とともに生活し、2010年にベルギーで結婚。その後、コマン氏の故郷であるルーマニアで暮らすため、ルーマニア政府にハミルトン氏の居住権を申請した。しかし、ルーマニア政府は同性婚は非合法としているため申請を拒否。両氏は、ルーマニアの裁判所に訴え、同国憲法裁判所が欧州司法裁判所に判断を求めていた。

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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