アフリカ開発銀行(AfDB)は10月29日、同機関初となる気候変動リスクマジメント・プログラム「Africa Disaster Risks Financing(ADRiFi)」を承認した。アフリカ各国政府が、国レベル及び地域レベルでの気候変動リスクと適応に必要なコストを評価できるよう支援し、必要なファイナンスを提供する。第1フェーズでは2019年から2023年までの期間とする。
今回のプログラムでは、気候変動への脆弱性が高い小規模農家の気候変動適応に主眼を置き、気候変動による悪影響やそれに伴う自然災害への保険等を検討していく。そのため、公的パラメトリッ的保険の整備に力を入れる。同プログラムにはすでに、ブルキナファソ、チャド、ガンビア、マダガスカル、マラウィ、マリ、モーリタニア、ニジェール、セネガルの9ヶ国政府が関心を示している。
パラメトリック保険は、事前に設定した一定条件を満たせば自動的に保険金が支払われる保険。アフリカ開発銀行は、事態が深刻になる前に保険金で救済することにより、事態発生後6ヶ月間にかかる費用を4.4分の1に抑えられると試算している。
【参照ページ】African Development Bank rolls out programme to boost climate risk financing and insurance for African countries
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