資源採掘世界大手ブラジルのヴァーレの取締役会は3月2日、所有していた「ブルマジーニョ尾鉱ダム」が1月25日に崩壊し、多数の死者や行方不明者を出した事件を受け、同社CEO、鉄・石炭担当執行役員、鉄・石炭事業計画・開発責任者、東南回廊オペレーション責任者から、一時的な退任の申し出を受け、即日承諾した。現場従業員からも逮捕者が出た大事故により、経営幹部が職を追われる事態となった。
【参考】【ブラジル】ヴァーレ所有ダム決壊、死者100人超。当局は105億円の罰金や3500億円の資産凍結(2019年2月3日)
同事件については、ブラジルの中央及び地方の検察当局から、経営幹部や従業員に対する解雇勧告が出ていた。今回の一斉一時退任を受け、同社取締役会は、事前に審議されていた内容に基づき暫定サクセッションプランを開始。卑金属担当執行役員を暫定CEOに任命する等の人事異動を発令した。
【参照ページ】Vale on temporary removal of its Executives
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