オランダ財務省国庫庁(DSTA)は4月8日、同国初となるグリーンボンド国債を5月21日に発行すると発表した。発行額は40億から60億ユーロ(約5,000億円から約7,500億ユーロ)。年限20年。Sustainalytics(サステイナリティクス)がセカンドオピニオンを提供。加えて気候債券イニシアチブ(CBI)のCBI認証も取得した。信用格付AAAが出す世界初のグリーンボンドとなる。
DSTAは、グリーンボンド発行に際し、「グリーンボンド・フレームワーク」を設定。再生可能エネルギー、省エネ、クリーン輸送、気候変動適応に関する政府予算を、グリーンボンド適格性のある資金使途と定めた。資金使途は100%グリーンボンド適格性のある使途に使われるが、全体の最大50%弱までは過去プロジェクトのリファイナンスにも活用される。また、毎年、充当状況と環境インパクトに関する報告書を作成する。
今回の起債に成功すると、世界9カ国目のグリーンボンド国債発行国となる。欧州ではスペイン政府もグリーンボンド国債発行を検討している。
【参照ページ】Issuance 20-year Sovereign Green Bond on 21 May 2019
【セカンドオピニオン】Sustainalytics
【認証】CBI Certification
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