英マイケル・ゴーブ環境・食糧・農村地域相は5月22日、プラスチック製ストロー、マドラー、綿棒の柄の提供・販売をイングランド地域で禁止する政策を最終決定したと発表した。2020年4月に導入される予定。同省は、導入の最終判断のためパブリックコメントを募集していたが、ストローに対しては80%が、マドラーについては90%が、綿棒の柄については89%が賛成し、最終決定した。
今回のパブリックコメントでは、医療目的や障がい者に対する提供は例外的に認める意見があり、それを盛り込んだ。登録された薬局では、引き続き障がい者に対しプラスチック製ストローを販売することが認められる。また飲食店でも、店側が自発的に提供することは禁止されるが、消費者が求める場合は、提供することが可能となる。
同省では、毎年イングランド地域で、プラスチック製ストローが47億本、マドラーが3億1,600万本、綿棒の柄が18億本消費されていると推計。特に、プラスチック製の綿棒の柄は、10%がトイレで流されており、海洋プラスチックの大きな原因となっている。
同省は別途、再生プラスチック素材を30%以上用いないプラスチック製品に対し2022年4月から課税する政策も検討しており、現在パブリックコメントを募集中。
【参照ページ】Gove takes action to ban plastic straws, stirrers, and cotton buds
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