米ヘッジファンド情報ベンダーBarclayHedgeは7月24日、株式ヘッジファンドでのESG投資に関するアンケート調査結果を公表した。6月24日から7月11日まで、ヘッジファンド及びコモディティ取引アドバイザー(CTA)から70人が回答した。
株式投資でESGを考慮しているかとの質問に対しては、「はい」が41%、「いいえ」が59%だった。株式ヘッジファンド投資でのESG投資実施年数については、始めたばかりから8年間と幅広い回答があったが、平均は57ヶ月だった。ESG投資では、ESGスコアを活用しているところが52%と多く、その中で41%は、株式銘柄選定で100%ESGスコアを活用していた。2018年の投資銘柄選定のうちESGを考慮した割合は、平均で42%だった。2020年の割合予想では58%と、ESG考慮が拡大するとの傾向が見られた。
ESGスコアの活用対象では、ロングとショートでの銘柄候補スクリーニングが62%と多く、ロングオンリーが38%。ショートオンリーは0だった。ESGのうち活用している割合では、ショートでは、Gが61%、Eが28%、Sが11%とGが突出。ロングでは、Gが56%、Eが18%、Sが26%と、SがEを上回った。活用されているESGスコアでは、Sustainalytics(サステイナリティクス)とブルームバーグが33%同士で首位。MSCIが21%、トムソン・ロイターが13%。それ以外はゼロだった。
【参照ページ】Hedge Fund Manager Survey: More than 4 in 10 Managers Consider ESG Factors in Equity Selection; ESG Impact on Allocations Expected to Grow in the Year Ahead
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