米ハーバード大学は9月17日、ハーバード大学基金運営のハーバード・マネジメント・カンパニー(HMC)が機関投資家の気候変動アクション・イニシアチブ「Climage Action 100+」に参加すると発表した。HMCは2014年に国連責任投資原則(PRI)に署名。同年に同社の「サステナブル投資ポリシー」を策定した。
【参考】【国際】機関投資家の気候変動団体Climate Action 100+、エンゲージメント対象企業を61社追加(2018年7月6日)
HMCは、ハーバード大学の寄付金等を運用する機関で、運用資産総額は392億米ドル(約4.2兆円)。株式6割、債券4割ほどで運用しており、年間リターンは平均11%。ハーバード大学の運用資金や奨学金等に毎年18億米ドル(約1,900億円)捻出している。
また、カリフォルニア大学(UC)は9月17日、運用している大学基金134億米ドル(約1.4兆円)で9月末に化石燃料ダイベストメント(投資引揚げ)を実施すると発表した。別途運用している年金基金700億米ドル(約7.5兆円)も同様にダイベストメントする予定だという。投資リスクを考慮した結果と述べ、同大学のアクションを「政治的プレッシャー」「環境投資理想主義」「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)」とは違うとしつつも、そう受け止めたい人には「そうしたいならそうすればいい」とした。
【参照ページ】Harvard joins Climate Action 100+
【参照ページ】Opinion: UC investments are going fossil free. But not exactly for the reasons you may think
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