【日本】農水省、豚コレラ防疫指針を改定。都道府県知事判断での予防的ワクチン接種を許容。同省が地域指定 2019/10/16 最新ニュース

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 農林水産省10月15日、豚コレラの感染拡大防止に向け、豚への予防的なワクチン接種を許容する改正「豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針」を同日付で施行したと発表した。今後、同指針に基づき、岐阜や群馬等豚コレラの発生が確認された10県をワクチン接種推奨地域として指定する。

【参考】【日本】埼玉県で豚コレラが2件発生。合計約2000頭が殺処分。長野県でも追加発生(2019年9月19日)

 今回の指針改定では、従来認められてこなかった予防的ワクチン接種を、都道府県知事の判断で実施することを認めると規定。接種推奨地域の指定については、「農林水産省は、①野生いのししにおける豚コレラ感染状況、②農場周辺の環境要因(野生いのししの生息状況、周辺農場数、豚等の飼養密度、山、河川の有無等の地理的状況)を考慮して、豚コレラウイルスに感染した野生いのししから豚等への豚コレラ感染リスクが高い地域について、小委の委員等の専門家の意見を踏まえ、ワクチン接種推奨地域を設定する。」と規定した。

 接種推奨地域に指定された都道府県は、「接種命令の対象区域の範囲及び範囲の考え方」「接種開始及び初回接種終了予定時期」「接種対象頭数及び必要となるワクチンの数量の見込み」等を含めた「ワクチン接種プログラム」を作成し、農林水産省が承認した後に、接種が開始される。

 一方、今回農林水産省が推奨地域に指定した10県以外の都道府県に対しては、原則接種を認めない。予防的ワクチン接種を限定的に行う理由について、同指針は「豚コレラのワクチンは、適切に接種されれば発症を防御することができるが、無計画かつ無秩序なワクチンの使用は、感染畜の存在を分かりにくくし、早期発見を困難にし、発生拡大の防止や、清浄性確認の際に支障を来たすおそれがある」と記載した。農林水産省は、随時推奨地域の瀬底を見直す考え。

【参照ページ】江藤農林水産大臣記者会見概要
【参照ページ】豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針の一部変更案等についての意見・情報の募集について

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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