人材サービス世界大手蘭ランスタッドは12月23日、18歳から65歳までの週24時間以上勤務労働者を対象にした34ヵ国・地域での「労働意識調査」の2019年第4四半期結果を発表した。同レポートは、テーマを変えて年4回実施されている。日本の労働者は未来や現状に非常に悲観的な認識を持っていることがわかった。
2020年に国内経済が良くなっていると期待する人は、日本がダントツに少なく26.2%。経済の先行きに期待感が持ててないことが浮き彫りとなった。一方、中国89.4%、インド88.7%と新興国は非常に高く、EU離脱をひかえる英国も47.2%、政治問題を抱える香港でも46.7%あった。
(出所)Randstad
仕事の満足に関する設問でも、日本は「満足」が42%でこちらもダントツに少なかった。インド、メキシコ、トルコ、ノルウェー、米国、デンマークでは約8割が満足と回答。中国は74%、シンガポールは61%、香港は49%で、アジア諸国がやや低かった。別の設問では、現在転職活動をしているかというものもあったが、日本では満足が低いにもかかわらず、72%が現在は転職活動をしていないと応え、職場を変えようとはしてなかった。回答者は、転職しても満足度は高まらないと考えている可能性もある。
(出所)Randstad
【参照ページ】global report randstad workmonitor Q4 2019.
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