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【アメリカ】EPA、大型トラックに対するNOx基準強化の立法案事前公告。2020年前半の制定目指す

 米環境保護庁(EPA)は1月6日、大型トラックに対する窒素化合物(NOx)規制強化推進イニシアチブ「Cleaner Trucks Initiative(CTI)」の一環として、国家環境大気質基準(NAAQS)強化を狙った立法案事前公告(ANPRM)を実施。ステークホルダー含め、広くパブリックコメントを求めた。2020年前半のルール発表を目指す。

 ANPRMとは、社会的影響の大きい規則の制定時に草案を官報で公表すること。官報はインターネット上で開示され、誰でも閲覧、コメント可能。具体的な条文案は、追ってNPRM(立法案公告)に掲載される。

【参考】【アメリカ】EPA、大型トラックに対するNOx基準強化方針発表。2020年前半の制定目指す (2018年11月18日)

 同議論には、アンドリュー・ウィーラーEPA長官やバージニア5区デンバー・リッグルマン議員に加え、マイケル・ウェバート議員、トラック及びエンジン製造者協会(EMA)、米トラック協会、Diesel Technology Forum、個人営業運転手協会の代表らが参加した。

 米政府のNOx規制基準は2001年以降、更新されていない。今回も大気汚染防止法に基づきつつも、現実的な排出制限技術を考慮した上で、製造業者に新基準の順守に十分な猶予期間を用意する等、配慮の姿勢を示した。また今回、州や地域の環境規制当局20機関以上からのNOx規制厳格化の嘆願を受け、エンジン系の年次再認証制度に関する承認手続の簡素化も行う。

 米国では2007年から2017年の間に、NOx排出量は40%以上減少したが、大型トラックは2025年には、交通分野に占める最大のNOx排出量源となると推定されている。そのため今回、国家環境大気質基準(NAAQS)を強化することで、米国全土のオゾン層破壊や大気汚染に悩まされる地域における大幅なNOx排出量削減に繋がると見込む。

【参照ページ】EPA Jumpstarts Administrator Wheeler’s Cleaner Trucks Initiative

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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