資産運用世界大手仏BNPパリバ・アセット・マネジメントは1月20日、グローバル株式を対象とした新たなESGファンド「THEAM Quant World Climate Carbon Offset Plan」を発表した。ポートフォリオのカーボンフットプリントを、REDD+を得たカーボンオフセットでゼロにすることが特徴。
今回のファンドは、2019年3月に設定した欧州株式対象のファンド「THEAM Quant Europe Climate Carbon Offset Plan」での成功を基にしたもの。同ファンドでは現在、3億ユーロ(約360億円)の運用資産残高(AUM)がある。
同ファンドでは、ESGスコアの高い企業の株式に投資するとともに、ケニアのREDD+案件でVER認証を取得したカーボンオフセットを四半期毎に購入し、カーボンフットプリントをゼロにしている。アリアンツ、カーディフ、HDI Assicurazioni、Gruppo ITAS Assicurazioni等の保険会社や、年金基金、財団が同ファンドのコンセプトを指示しているという。
今回のグローバル対象ファンドも、すでにベルギーのFebelfinから「Towards Sustainability」ラベルを取得している。
【参照ページ】IN TOUCH #321 BNP PARIBAS ASSET MANAGEMENT LAUNCHES THEAM QUANT – WORLD CLIMATE CARBON OFFSET PLAN