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【オーストラリア】政府、国内での廃プラ・リサイクルに警鐘。2018年のリサイクル率わずか9%

 豪政府は1月26日、同国のリサイクル状況をまとめた報告書「Recycling market situation」を公表。2025年までにプラスチック包装の70%をリサイクルまたは堆肥化可能にする同国目標の達成には、プラスチック再処理を400%まで向上させる必要があるとして警鐘を鳴らした。同目標は、2018年に連邦政府と州政府の合意に基づくもの。

 インドネシアがプラスチック廃棄物をオーストラリアへ送り返す等、同地域の緊張が高まる中、スコット・モリソン豪首相は2019年、世界の海洋ゴミ問題への対応として、廃プラスチック、紙、ガラス、タイヤの輸出禁止を発表した。同国環境相も2019年11月、すべての廃ガラスの輸出を2020年7月までに禁止することを承認。その後、2021年7月までに混合廃プラスチック、2021年12月までにタイヤ、2022年6月までに混抄紙や厚紙等の廃棄物を段階的に輸出禁止とするとした。

 一方、同報告書によると、2017年から2018年にかけ、同国でリサイクルされたプラスチックはわずか9.4%。地域のプラスチックリサイクル部門は、2005年比で縮小したという。豪リサイクル協議会は、同国のリサイクル水準を見るに、リサイクル製品購入のインセンティブ付与等の変革が必要だとした。

 同国ビクトリア州メルボルン北部では2019年6月、2,000万豪ドル規模のプラスチック・リサイクル工場が設立。州政府からも50万豪ドル拠出された。

【参照ページ】Recycling market situation - Summary Review

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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