米農業業界団体アメリカン・ファーム・ビューロ・フェデレーション(AFBF)は2月19日、環境サステナビリティへコミットする新たなイニシアチブ「Farmers for a Sustainable Future(FSF)」を発表した。特に気候変動に焦点を当てる。
アメリカン・ファーム・ビューロ・フェデレーションは、全米最大の農業圧力団体。同イニシアチブには、米国農業および畜産を代表する農業・畜産業界21団体が参画。AFBF、American Pulse Association、米国砂糖連盟、米国大豆輸出協会、全米小麦生産者協会、National Barley Growers Association、全米肉牛生産者・牛肉協会、全米トウモロコシ生産者協会、全米綿花評議会、National Council of Farmer Cooperatives、全米農民組合、National Sorghum Producers、全米生乳生産者連盟、全米豚肉生産者協議会、全米ひまわり組合、Southern Peanut Farmers Association、全米鶏卵生産者組合、米国カノラ協会、米国乾燥豆協議会、米国乾燥エンドウ・レンティル協議会、米国米生産者組合らが加盟した。
同イニシアチブは、今後、指導原則を策定。議会議員へのロビー活動も強化する。指導原則では、土壌保全、水消費量削減、野生環境の増強、栄養分の効率的な活用、動物福祉等の観点を盛り込む。また、科学的根拠に基づく研究、自主的なインセンティブ設計、インフラ投資、地球環境とともに農村を活性化させるソリューションを推進する政策が必要だと要求した。
今回の発表は、AFBFが、環境サステナビリティに向け大きく舵を切っていることを意味にする。ただ、自主的なインセンティブ設計を求めていることから、上意下達的な法規制には後ろ向きで、業界での自助努力による動きを作り出そうとしている様子が伺える。
【参照ページ】Farmers Join Forces for Sustainability and Responsible Climate Policy
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