オックスフォード大学は3月26日、大学基金(エンダウメント)の運用で、化石燃料ダイベストメント(投資引揚げ)を実施することを決議したことを明らかにした。さらに投資先企業に対し脱炭素化に向けたエンゲージメントを行うことも決めた。
今回決定した化石燃料ダイベストメントの対象は、石炭、石油、ガス全体に及ぶ。対象企業は、Fossil Fuel Indexが特定している化石燃料大手企業「Carbon Underground 200」の掲載企業を基本とし、それ以外の企業も含まれる場合もある。
エンゲージメントは、同基金が運用を委託している運用会社を通じて実施する。基準としては、パリ協定及び気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書との整合性をチェックする。
また、同大学の投資委員会に対し、気候変動ファイナンスに詳しい委員を新たに任命することも命じた。新任される委員が、上記の対応の進捗状況をまとめた報告書を作成し、委員長に定期的に報告する。さらに同委員長は、状況を大学理事会に報告する。
【参照ページ】Gazette NO.5272 VOL.150
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