アパレル業界で有力な国際NGO9団体は8月31日、アパレル及びアクセサリー業界の気候変動対策を実現するための新たなネットワーク組織「Fashion Conveners」を発足した。結集したNGOの中には、グローバル大手企業を会員に抱えるNGOも多く、諸団体が結束することで業界変革力を高めた。
Fashion Convenersに参加した団体は、Sustainable Apparel Coalition(SAC)、ZDHC、Global Fashion Agenda(GFA)、Fashion Industry Charter for Climate Action、Textile Exchange、Fashion Makes Change(FMC)、Apparel Impact Institute(Aii)、フォーダム大学のResponsible Business Coalition(RBC)、Fashion for Good(FFG)の9つ。
9団体は、アパレル業界での二酸化炭素排出量削減のためには、サステナビリティ・トランスフォーメーションと大胆なビジョンが必要性と判断。ファッション業界の中でも各々の領域で活動した9団体が結束することで、効率的に大きな推進力と影響力を行使することで合意した。9団体は、それぞれの活動を継続しつつ、重要使用、フレームワーク、パフォーマンス基準、国連持続可能な開発目標(SDGs)に対する支援の面で、内容を揃えに行く。
アパレル業界は、世界のGDPの3%を占めながら、環境、資源、安全、健康、労働人権等の面で様々な問題を抱えている。新型コロナウイルス・パンデミックでは、サプライチェーンの労働の脆弱性も露呈した形となった。一方で、ESGアクションのパワーも示されてきており、社会や環境をよくしていく事業が持続可能な産業となるというコンセプトを実証しにいく。
【参照ページ】Global Fashion Agenda Announces Collaboration with Fashion Conveners
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