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【イギリス】小売Lidl、2025年までに商品の包装・容器のプラスチック量を40%減。目標大幅引上げ

 独小売大手Lidlの英国法人は9月17日、商品の包装・容器で使うプラスチック量を大幅に削減する中期目標を発表した。プラスチック包装・容器では、バージンプラスチック消費を減らすための代替素材への転換が検討される潮流の中、同社は再利用可能な包装・容器を増やし、包装・容器での廃棄物そのものも減らしに行く。

 同社は、2018年にプラスチック廃棄物削減のための目標を設定。その際には、自社ブランド製品でのプラスチック包装・容器を2022年までに2017年比20%削減、2025年までに再生プラスチック素材の使用量を全体の50%に引き上げ、2025年までに自社ブランド製品の全包装・容器をリサイクル可能、再利用可能、再充填可能、再生可能のいずれかに切り替えるの3つを目標として掲げていた。

 しかしその後、目標を遥かに上回る速度で達成できる目途が立ったため、今回目標を大幅に引き上げるとともに、使用量削減にも大きく踏み込んだ。新目標は、

  • 2020年末までに自社ブランド食品製品で黒色プラスチック、PVC、EPS等の問題のあるプラスチック包装・容器を全廃(新)
  • 2020年末までに自社ブランド食品製品で用いる紙・パルプ製の容器・包装原料を、FSCやPEFC等のサステナビリティ認証取得素材もしくは再生素材に100%切り替え(新)
  • 2021年までに再生プラスチック素材の使用量を全体の50%に引き上げ(目標を4年前倒し)
  • 2021年までに店舗での再利用・再充填可能な包装・容器の数を2倍に引上げ(新)
  • 2023年までに自社ブランド製品の90%以上で、全包装・容器をリサイクル可能、再利用可能、再充填可能、再生可能のいずれかへの切り替え。2025年には100%(中間目標設定)
  • 2025年までに自社ブランド製品のプラスチック製包装・容器を2017年比40%削減(目標値引上げ)
  • 2025年までに自社ブランド製品の全包装・容器を2019年比25%削減(新)

 同社は、すでに包装・容器の削減では、肉類や乳製品の包装・容器の軽量化や、クリームやヨーグルトのフタを廃止する等で、年間で約400tのプラスチック削減に成功。今後も不要な包装・容器を徹底して排除していく。

【参照ページ】LIDL GB SETS AMBITIOUS NEW TARGETS TO TACKLE PLASTIC WASTE

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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