【日本】日本郵船、国内初のLNG燃料船を竣工。自動車輸送船でCO2を40%減。2035年からはゼロ目指す 2020/11/10 最新ニュース

【日本】日本郵船、国内初のLNG燃料船を竣工。自動車輸送船でCO2を40%減。2035年からはゼロ目指す 1

 日本郵船は10月28日、国内造船所で建造された初の大型LNG燃料船「SAKURA LEADER」を竣工したと発表した。自動車専用船で、新来島どっくに発注し、新来島豊橋造船で建造されていた。1隻あたり自動車約7,000台の輸送が可能な世界最大級の自動車専用船で、トヨタ自動車向けをはじめとする完成車輸送を行う。

 今回建造したLNG燃料船は、従来の重油焚き機関と比べ、輸送単位あたりの二酸化炭素排出量を約40%、硫黄酸化物(SOx)排出量を約99%、窒素酸化物(NOx)を約86%の削減することができる。同船建造では、環境省と国土交通省の「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業」としても採択され、補助金を得ていた。また、日本郵船は同船建造のための資金調達のため海運業界で世界初のグリーンボンドも発行していた。

【参考】【インタビュー】日本郵船、海運業界世界初のグリーンボンド発行事例 〜苦労と気づき〜(2018年4月27日)

 LNG燃料船は、重油燃料船と比べ大幅に二酸化炭素を削減できるが、排出量をゼロにすることはできない。そのため、日本郵船は、LNG燃料を将来的なゼロエミッション船を実現するまでの繋ぎの策と位置付けている。2030年までは、新造自動車専用船をすべてLNG燃料船としつつ、2030年代半ば頃からは水素やアンモニア等を燃料としたゼロエミッション船への切り替えを目指す。

 また同社は11月9日、シンガポール子会社NYK Bulkshipが保有するシンガポール船籍のLNG船・石油製品タンカー3隻が、シンガポール海事港湾庁(MPA)から高いエネルギー効率設計指標(EEDI)が認められ、「グリーン・シップ・プログラム」認定を受けたことも発表した。これにより、認定された3隻は、政府への登録料等の優遇が受けられる。

【参照ページ】本邦初のLNG燃料自動車専用船 SAKURA LEADERが竣工
【参照ページ】当社グループの保有・管理船がシンガポール海事港湾庁主催の グリーン・シップ・プログラムに認定
【画像】日本郵船

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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