国際決済銀行(BIS)は1月25日、中央銀行や公的機関向けにユーロ建てオープンエンド型グリーンボンド投資ファンド「EUR BISIP G2」を設定したと発表した。BISは2019年9月に米ドル建てで初のグリーンボンドファンドを設定しており、今回のユード建てと合わせて合計20億米ドル(約2,100億円)規模のファンド規模を目指す。
BSIは、中央銀行に自己資金運用での環境ファンド投資への機会を提供するイニシアチブを立ち上げており、今回のユード建てファンドもその一環として、各国の中央銀行が委員を務める諮問委員会からの支持を得て設定した。同ファンドはスイス法に準拠し、BISが債券運用向けに管理するBISアセット・マネジメントの共通投資対象「BIS投資プール」ファミリーの一つと位置づけられた。ファンドの運用もBISアセットマネジメントが担う。
同ファンドの投資対象は、信用格付A-以上で、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)あるいは気候債券イニシアチブ(CBI)の気候債券イジュン(CBS)に準拠しているもの。BISとしても、同ファンドでの毎年インパクトレポートを発行する。
今回の設定のユード建てファンドに対しては、欧州中央銀行(ECB)が同日、自己資金での投資を表明。債券運用の一つとして活用する。
【参照ページ】BIS launches second green bond fund for central banks
【参照ページ】BIS launches green bond fund for central banks
【参照ページ】ECB to invest in Bank for International Settlements’ green bond fund
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