国連欧州経済委員会(UNECE)は3月23日、国連食糧農業機関(FAO)と協働し、UNECE加盟国での森林関連情報を集約したオンラインツール「INForest」をリリースした。UNECEには、北米、西欧、東欧、中央アジアの国々が加盟している。
FAOの報告書によると、UNECE加盟国の地域は、森林面積が3,350万haも増加した世界でも稀有な地域。但し、UNECEには合計で17億haの森林があり、これまでモニタリングできていた森林は少数にとどまっていた。
【参考】【国際】過去10年間でアフリカ・南米中心に森林面積が470万ha減少も、減少幅は縮小。FAO報告書(2020年5月13日)
そこで今回、UNECEとFAOは、UNECE全加盟国の森林情報を集約したツールを開発。スイス政府が活動資金を拠出した。
掲載データは、UNECEとFAOの森林、木材製品、木質バイオマスエネルギーのデータ、FAOの森林資源アセスメントデータ、FAOSTATの森林製品データ、国連持続可能な開発目標(SDGs)で収集している関連データ。森林面積の変化推移、森林の特徴、森林による生態系サービスの内容、森林認証の取得状況等を無料で閲覧することができる。
【参照ページ】UNECE launches new data platform for forests in the region
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら