英IT大手・中堅のカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)イニシアチブ「テック・ゼロ・タスクフォース」は8月12日、加盟企業が100社を突破したと発表した。テック・ゼロ・タスクフォースは6月に発足し、第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)が開催される11月までに100社加盟を目標としていたが、大きく前倒しで達成した。8月17日時点では111社にまで伸長している。
同イニシアチブは、英デジタル・文化・メディア・スポーツ省も後押しする形で発足。従業員250人以上の企業が加盟できる。従業員250人未満の異形には、別の「SME Climate Hub」が用意されている。
同イニシアチブに加盟するには、5つのアクションにコミットする必要がある。
- スコープ1、2、3の二酸化炭素排出量を毎年測定し、公表
- 2021年末までに、またはテック・ゼロ・タスクフォースに参加してから1年以内に、カーボンニュートラルの達成手法、目標年、中間目標の設定等の、詳細を公表。2030年までに排出量を半減
- 経営陣の中で、カーボンニュートラル目標に責任を持ち責任者を任命
- 気候変動へのコミットメントを顧客等に意味のある方法でコミュニケーション
- 短期・中期目標の進捗状況を、毎年取締役会に報告するとともに、ウェブサイトで公開
同イニシアチブの設立企業は、allplants、Bulb、Babylon、Citymapper、Faculty、GoCardless、Habito、Hopin、MoneySuperMarket Group、Olio、Onfido、Revolut、Starling Bank、Wise、what3words、Transferwiseの16社。
新規加盟企業は、ボーダフォン、保険比較サイトのConfused.com、広告代理店のAuto Trader Group、食品ロス削減販売Oddbox等。スタートアップ企業も多数加盟している。
【参照ページ】Tech Zero
【参照ページ】Launching the Tech Zero Taskforce
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