英ベーカリー大手Greggsは8月12日、全てのチョコレート製品で使用しているチョコレートを100%フェアトレード商品に切り替えると発表した。チョコレート製品だけでなく、ブラウニー、クッキー等で使っている全てのチョコレートに今回の方針を適用する。Greggsはロンドン証券取引所に上場している。
同社はコーヒーでは、2005年から100%フェアトレード商品にしていたが、チョコレートでも全面転換する。それ以外でもすでに、アップルジュース、オレンジジュース、スティックシュガー、シュガーシロップ、ホットチョコレート、紅茶、ミントティー、緑茶に関しても、すでにフェアトレード商品に転換済み。
同社は今回、フェアトレードに転換する意義について、農家の世帯年収の向上、気候変動対策・生態系保護、女性のエンパワーメントの3つを挙げた。
同社は2025年までにサステナビリティ調達を完全実施する経営方針を打ち出している。他にも同社が2月に発表した中期戦略「Greggs Pledge」では、2025年目標として、2025年までにスコープ1とスコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)の達成、包装・容器の消費重量を2019年比で25%減、BBFAWの「動物福祉」評価でトップの「Tier 1」を維持、商品の30%の栄養分をより健康なものに変更、食品廃棄物を2018年比25%削減し廃棄物は全てフードバンクやリサイクルにすること等を掲げている。
【参照ページ】Greggs switches to Fairtrade chocolate
【参照ページ】Greggs Pledge
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