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【国際】リオ・ティントとザルツギッター、水素還元製鉄で協働。2022年に実証プラント着工

 資源開発世界大手英豪リオ・ティントとドイツ製鉄大手ザルツギッターは6月7日、水素還元製鉄に向けた協働に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。リオ・ティントのカナダ産及びオーストラリア産の鉄鉱石を、ザルツギッターがドイツで展開する水素還元製鉄製鉄プロジェクト「SALCOS」で活用する。

 SALCOSは、カーボンニュートラル型製鉄を目指し、2025年から段階的に水素還元方式を導入していくプロジェクト。2022年にデモプラントをドイツで着工し、そこから順次拡張。水素は風力発電電力を活用したグリーン水素を用いる。二酸化炭素排出量削減見通しは2025年に30%、2030年に50%、2035年に95%を計画している。

 リオ・ティントは、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。中間目標としては2030年までスコープ1、スコープ2での二酸化炭素排出量を50%削減、2025年までに同15%削減を掲げている。今回のアクションもその一環。

 今回の協働では、リオ・ティントがカナダで生産した鉄鉱石ペレットと精鉱、及び西オーストラリア州で生産した鉄鉱石塊と微粉末を、ザルツギッターに供給。ザルツギッターは、同社プロジェクトSALCOSを通じ、2025年から段階的に水素還元製鉄を導入する。同プロジェクトでは、まず天然ガスを中心とした操業を進め、段階的に水素割合を高めていく。

【参照ページ】Rio Tinto and Salzgitter sign MOU to study using Rio Tinto iron ore in green steelmaking

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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