独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は6月2日、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2022年版を発行した。同レポートは2016年から発行しており今年で7回目。163カ国について分析した。
SDG Index 2022
- フィンランド(86.51)
- デンマーク(85.63)
- スウェーデン(85.19)
- ノルウェー(82.35)
- オーストリア(82.32)
- ドイツ(82.18)
- フランス(81.24)
- スイス(80.79)
- アイルランド(80.66)
- エストニア(80.62)
- 英国(80.55)
- ポーランド(80.54)
- チェコ(80.47)
- ラトビア(80.28)
- スロベニア(79.95)
- スペイン(79.90)
- オランダ(79.85)
- ベルギー(79.69)
- 日本(79.58)
- オランダ(79.23)
上位3位は、多少の順位の入れ替わりはあったが、今年も北欧3カ国が独占した。その後も欧州勢が続く状況も変わらず。日本は昨年からさらに1つ順位を落とし19位だった。日本は、2015年に経済協力開発機構(OECD)34カ国のみが対象で13位だったが、2016年以降の順位では、2016年が18位、2017年が11位、2018年が15位、2019年が15位、2020年が17位、2021年が18位、2022年が19位と順位を落としてきている。スコアそのものも2022年は下がった。
日本の状況は、目標4「教育」、目標9「産業・イノベーション・インフラ」、目標16「平和と正義」では、全ターゲット達成で「グリーン」評価。一方、目標5「ジェンダー平等」、目標12「作る責任、使う責任」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」、目標17「パートナーシップ」では、最低の「レッド」評価で、目標12が加わった。改善傾向度ではひとまず下落傾向の評価はなかった。
(出所)SDG Index
【参照ページ】SDG Index
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