エネルギー世界大手英シェル傘下のシェル・ネーデルランドとシェル・オーバーシーズ・インベストメンツは7月6日、欧州最大の再生可能エネルギー発電所によるグリーン水素生成プラント「Holland Hydrogen I」の建設への投資を最終決定したと発表した。
同プラントは、ロッテルダム港のトウェーデ・マースヴラクテに建設し、2025年稼働開始予定。200MWの電解槽で水素を日量60t生産できる見通し。電気分解に使用する洋上風力発電所「ホランセ・クスト・ザイト(HKZ)」は、化学世界大手独BASFとスウェーデン電力大手バッテンフォールが建設を進め、シェルも権益の一部を所有する。
【参考】【オランダ】アリアンツ・キャピタル・パートナーズ、初の洋上風力発電所出資。BASFから持分25%(2021年12月10日)
生産したグリーン水素は、パイプライン「HyTransPort」で輸送。シェルエネルギー&ケミカルズパークロッテルダムの精製所に供給されるグレー水素を一部代替する。同社は今後、燃料電池自動車(FCV)トラックが市場投入され、水素需要が拡大することを見込んでいる。
【参照ページ】Shell to start building Europe’s largest renewable hydrogen plant
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