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【アジア】UPMと韓国・東城化学、バイオMEGの生産体制で戦略的提携。靴用素材からスタート

 フィンランド林業大手UPMキュンメネと韓国化学大手の東城化学は8月18日、戦略的パートナーシップ締結に向けた覚書を締結した。UPMキュンメネ子会社UPMバイオケミカルの植物由来モノエチレングリコール(MEG)「UPMバイオプラ」をベースとした再生可能ポリウレタン製品を東城化学が開発。アジア市場に展開する。

 UPMキュンメネは、7億5000万ユーロを投資し、ドイツ・ザクセン=アンハルト州のロイナに世界初の産業規模バイオリファイナリーを建設中。認証済み木質バイオマスを原料に次世代バイオ化成品を生産する体制を整えている。完成すると生産能力は年間22万t。バイオMEGも生産製品の一つ。精製所の稼働は2023年末を予定している。東城化学は、靴用の素材の生産を皮切りに、自動車内装材や接着剤にも生産分野を広げる計画。

 UPMバイオケミカルが生産するバイオMEGha、ドイツのロイナ周辺地域の認証広葉樹が原料。非可食部を原料としていることを売りにしている。化石燃料由来のMEGと比較し、二酸化炭素排出量を70%以上削減可能。

 東城化学は、2030年までに仁坂炭素排出量を10%削減することも目標として掲げている。6月には、生分解性包装材料ブランド「ECOVIVA」を立ち上げたばかり。生分解性機能フィルム、接着剤、発泡体等で、生分解性製品の開発のためのパイロット施設の建設を計画している。

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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