化学世界大手英リンデは9月8日、米ニューヨーク州ナイアガラフォールズに、真水を電気分解し、水素を製造する固体高分子(PEM)形の水電解施設を建設すると発表した。生産能力は35MW。
同プラントは、2025年までに稼働を予定。水力発電の電力を調達する。完成すると生産能力で同社最大で、米国でのグリーン水素の生産能力は2倍以上となる。今回建設するPEM形は、水酸化カリウムの強アルカリ溶液を使用するアルカリ形と比べ、設備をコンパクト化しやすく、電力需給の柔軟性も高い。
同社は、既存のパイプラインを活用し、既存及び新規の顧客に水素を供給する。今回のプロジェクトを皮切りに、米国で複数の電解槽を建設予定。同社はすでに世界中で水素補給ステーションを200ヶ所以上、水電解プラントを80ヶ所保有。パイプラインも合計約1,000kmを運営している。
【参照ページ】Linde to Increase Green Hydrogen Production in the United States
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