重電設備世界大手仏シュナイダーエレクトリック、エネルギー世界大手英シェル、英ソフトウェア開発AVEVAの3社は9月26日、重工業企業のカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成支援で協働すると発表した。エンドツーエンドの統合エネルギーソリューションの共同開発機会も模索する。
今回の協働で3社は、コンサルティング、デジタル化、技術的アドバイス、エネルギー特有の課題の知見を持ち寄り、重工業でのプロセスモデリング、シミュレーション、拠点固有の二酸化炭素排出量削減へのアドバイスを行う。
具体的には、シェルは、エンド・ツー・エンドの再生可能エネルギー発電、プロジェクトエンジニアリング能力等を提供する。シュナイダーエレクトリックとAVEVAは、統合デジタルエンジニアリング、オペレーションプロセス、エネルギー最適化技術に加え、サステナビリティに関する専門的知見を提供。カーボンニュートラル型の施設設計、建設、効率的な運用、バリューチェーン最適化により二酸化炭素排出量を削減した生産計画の策定等を支援する。
3社はまず、セメント業界を対象に二酸化炭素排出量を最大15%削減を目標に設定。正確なプロセス分析、動的シミュレーションの改善、炉と粉砕機のプロセス改善のためのデジタル統合を通じ、資源使用量の削減を進める。特に再生可能エネルギーへの転換に焦点を当てる。
【参照ページ】Schneider Electric and AVEVA partner with Shell to accelerate net-zero transition in hard-to-abate sectors
【参照ページ】Schneider Electric and AVEVA partner with Shell to accelerate net-zero transition in hard-to-abate sectors
【画像】Schneider Electric
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