スイスのビジネススクールIMDの世界競争力センター(IMD World Competitiveness Centre)は9月29日、国ごとの競争力を示した2022年版「世界デジタル競争力ランキング(World Digital Competitiveness Ranking)」を発表した。同センターは2017年に同ランキングの発表を開始し今年で6回目。2022年版は世界主要国63ヶ国・地域が対象となった。
同ランキングでは、「知見」「テクノロジー」「未来への準備」の3つの観点でデジタル競争力を評価している。各観点で3テーマに分かれており、合計9テーマで54指標で構成。このうち35指標は、同センターが発表している別の「世界競争力ランキング(World Competitiveness Ranking)」でも用いられている。
IMD世界デジタル競争力ランキング2022
- デンマーク
- 米国
- スウェーデン
- シンガポール
- スイス
- オランダ
- フィンランド
- 韓国
- 香港
- カナダ
- 台湾
- ノルウェー
- アラブ首長国連邦(UAE)
- オーストラリア
- イスラエル
- 英国
- 中国
- オーストリア
- ドイツ
- エストニア
- アイスランド
- フランス
- ベルギー
- アイルランド
- リトアニア
- カタール
- ニュージーランド
- スペイン
- 日本
- ルクセンブルク
首位は昨年の米国を抜き今回はデンマーク。3位はスウェーデンのまま。4以下も順位を一つずつ上げ、香港が7つ順位を落とした。日本は29位で昨年の28位から1つダウンし、過去最低。凋落が止まらない。東アジアでも、韓国、香港、台湾、中国に惨拝。さらにシンガポールとは大きく差がついてる。
日本の項目別ランキングは、通信速度が8位で健闘。科学的知見が14位、ITインテグレーションが18位とまずまずの状況。一方、企業の敏捷性が62位、人材が50位、規制フレームワークが47位と大幅に足を引っ張っている。
【参照ページ】How Switzerland can greatly benefit from the importing and exporting of data
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