オランダ・ベビーカー製造バガブー、フィンランド石油化学大手ネステ、オランダ化学大手DSMの機能素材子会社DSMエンジニアリング・マテリアルズ、オランダ化学Fibrantの4社は10月21日、バイオ素材100%のベビーカー製造を世界で初めて実現したと発表した。バガブーは、2023年中に同社のベビーカー全製品をバイオ素材での生産に転換する予定。
同製品では、ベビーカーのプラスチック部品の大部分に、DSMエンジニアリング・マテリアルズのポリアミド製品シリーズ「Akulon」の新素材100%バイオ由来B-MBポリアミド6(PA6)を活用した。二酸化炭素排出量を従来PA6比で最大75%、ベビーカー全体で最大24%削減できる。
同素材は、ネステの有機廃棄物や廃油をケミカルリサイクルした100%バイオ由来のプラスチック原料「Neste RE」や、Fibrantのバイオ原料を活用し、3社で共同開発したもの。いずれの原料もサーキュラーエコノミー認証のISCC+を取得済み。
バガブーは、2035年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。DSMエンジニアリング・マテリアルズは、原料製造での顧客企業のサーキュラーエコノミー移行支援イニシアチブ「SimplyCircular」を展開しており、今回のアクションもそれらの一環。
【参照ページ】Neste, Bugaboo, DSM Engineering Materials, and Fibrant partner to enable industry-first stroller portfolio made with bio-based materials
【画像】Neste
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