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【国際】インド主導のISAやWRI等、途上国での太陽光発電大規模導入に向け行動ロードマップ設定

 国際環境NGO世界資源研究所(WRI)、インド政府が主導する「国際太陽光同盟(ISA)」、ブルームバーグ・フィランソロピーズの3者は11月9日、国連気候変動枠組条約第27回シャルム・エル・シェイク締約国会議(COP27)の場で、太陽光発電の促進を目指すための介入分野を特定したロードマップ「ワン・ソーラー・フューチャー」を発表。4つの市場での機会を特定した。

 3者は2021年、COP26の場で、太陽光発電の促進を目指す「太陽光投資アクション・アジェンダ」を発足。ISAは、世界中で2030年までに太陽光発電投資に1兆米ドル(約110兆円)を動員することを目指しており、三者間の連携をスタートさせた。

【参考】【国際】インド主導のISAやWRI等、太陽光投資アクション・アジェンダ発足。110兆円の投資へ(2021年11月10日)

 同ロードマップでは、まず、スケールアップの機会として、大規模太陽光発電プロジェクト、オフグリッド分散型の太陽光発電、蓄電発電所と系統インフラへの投資、先進的な太陽光発電とバッテリーの技術の4つを特定した。

 その上で、実現すべきアクションとして7つを挙げた。

  • 具体的で期限を設定した太陽光発電導入目標の設定と進捗確認
  • リスク軽減に焦点を当てた地域またはグローバルな組織の横展開
  • エネルギー規制のグッドプラクティスを促進するための国際的な調整
  • 太陽光発電へのファイナンスの標準化を推進するための国際的なプラットフォームの確立
  • 信頼できる太陽光発電プロジェクトのパイプラインの実証
  • 新興国向けブレンデッドファイナンス・ファンドに対する革新的な格付ツールの検討や開発に格付機関を関与
  • ベンダーファイナンスのグローバルなスケールアップ支援

 同ロードマップは、太陽光発電はコスト削減により、すでに化石燃料火力発電と比べてもコスト競争力を持っているが、多くの発展途上国では、高い資本コストや資本へのアクセスが限られていることが、導入が遅れている原因とした。そのため、開発金融機関が、ブレンデッドファイナンス、譲許的クレジットライン等を活用し、民間投資家を呼び込むことが重要とした。

【参照ページ】RELEASE: New Roadmap Provides Path to Rapidly and Equitably Scaling Global Solar Investment and Deployment

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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