健康ビルディングWELL認証管理団体米IWBIは11月30日、組織のダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)及びアクセシビリティに関する新たな格付制度「WELLエクイティ格付」をリリースした。すでに策定段階から参加していた30以上の機関が格付取得を申請した。
WELLエクイティ格付は、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」「責任ある雇用と労働慣行」「コミュニティ・エンゲージメント」「支援プログラム」「インクルーシブデザイン」「健康サービス」の6つの観点で、合計40以上の項目で評価される。
IWBIは、過去2年間、26カ国200人以上の専門家で構成する健康・エクイティ・アドバイザリーと協働し、WELLエクイティ格付の評価メソドロジーを開発。BIPOC(黒人、先住民、その他の有色人種)、移民一世、LGBTQ+、介護者、身体障害者等からもフィードバックを得ていた。 IWBIは今回、多様性のある組織は、生産性が1.32倍、利益率が21%高いという調査結果も伝えた。
格付取得を表明したのは、JLL、エンパイア・ステート・リアルティ・トラスト、ランド・セキュリティーズ、ヴォンエルフ等。IWBIが健康ビルディング認証を主力にしていることから、不動産関連企業が多い。
IWBIはすでに健康・安全衛生を対象とした「WELL健康安全格付」を開始。同格付は感染症対策も含めた健康面に主眼を置いたが、今回の「WELLエクイティ格付」はウェルビーイング観点を重視している。
【参考】【国際】IWBI、不動産・施設の健康・安全格付サービス開始。オフィス、工場、店舗、ホテル、球場等(2020年6月10日)
【参照ページ】IWBI Launches the WELL Equity Rating to Advance Organizations and Places Where “Everyone Feels Welcome, Seen and Heard”
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