ロート製薬と丸井グループは1月19日、ユーグレナとの間で資本業務提携を発表した。各々の分野で協業を進める。ユーグレナが発効する約30億円の新株を丸井グループが約20億円、ロート製薬が約10億円購入する。
ロート製薬は、すでに沖縄で藻研究所を設立する等、藻類分野での研究を進めており、今回のユーグレナとの資本業務提携では、ミドリムシを活用したサプリメントや化粧品等のヘルスケア分野でも協業が見込めると判断した。バイオ燃料にも関心を示した。
一方、丸井グループは、700万人超の会員を持つ「エポスカード」との提携カード発行や、年間2億人のお客さまが来店される店舗「マルイ」「モディ」を活用したポップアップイベントの実施の他、Eコマース事業でのユーグレナのバイオ燃料の活用等を検討する。
さらにユーグレナは、気候変動解決型転換社債をグリーンボンドの形式で48億円発行し、マツダが28億円、第一生命保険が20億円を投資する計画も発表。利率は0.04%。年限は5年。R&Iからグリーンボンドに関する評価も取得する。ユーグレナは新株発行での調達分と合わせて、バイオ燃料事業に68億6,500万円、ヘルスケア事業等に9,000万円を充当する。
ユーグレナは、1月20日には、東京都交通局小滝橋自動車営業所が所有する都営バス58両に同社が製造・販売する次世代バイオ燃料「サステオ」を供給し、運行が実施されることも発表した。同社は、2022年10月31日に東京都との間で「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」を締結していた。
[2022.1.24追記]
情報を追加した。
【参照ページ】ロート製薬とユーグレナ社が資本業務提携契約を締結
【参照ページ】丸井グループとユーグレナ社が資本業務提携契約を締結
【参照ページ】都営バスが、ユーグレナ社の次世代バイオ燃料を使用した運行を1月25日より実施
【参照ページ】第三者割当による新株式及び第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の発行並びに資本業務提携に関する補足説明資料
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