明治ホールディングス傘下の明治は6月30日、明治栄養プロファイリングシステム(Meiji NPS)を策定したと発表した。日本では、味の素が2020年に味の素グループ栄養プロファイリングシステム(ANPS)を策定しており、食品大手では2社目となった。
【参考】【インタビュー】味の素グループは、なぜサステナビリティボンドで資金を調達したのか?(2021年12月25日)
NPSは、食品に含まれる栄養素の量を科学的な根拠に基づきスコア化等し、食品の栄養価値を評価する手法。食品世界大手の中で、NPSの策定・導入が進んでいる。明治は今回、日本の健康課題解決に貢献するため、日本の食生活の実態を考慮した栄養プロファイリングシステムとして「Meiji NPS」を独自に考案した。
Meiji NPSでは、一般成人向けと高齢者のフレイル向けの2つを用意。評価をもとに、栄養価値を高める商品改良を行うことや、新たに栄養価値の高い商品を開発することにより、より栄養価値の高い商品の提供を実現していくとした。また、おいしさも同時に追求するとした。
同社は今回、世界では、低栄養と過栄養が共存する「栄養不良の二重負荷」が問題となっていると指摘。日本でも、過栄養によって引き起こされる過体重や肥満といった生活習慣病リスクと、低栄養による高齢者のフレイルや若年女性のやせが、日本における「栄養不良の二重負荷」として問題視されていることを紹介した。
【参考】【国際】ATNI、NPMフレームワーク策定プロジェクト発足。WBCSDが支援。栄養分野のESG(2023年6月10日)
【参照ページ】「明治栄養プロファイリングシステム(Meiji NPS)」策定のお知らせ~食品の栄養を評価し、商品開発などに活用することにより、より栄養価値の高い食品選びに貢献~
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