アパレル世界大手スウェーデンH&Mは11月27日、シンガポール金融大手DBSと協働し、サプライヤーのカーボンニュートラル化に向けた初の協力的融資「グリーンローン・プログラム」を開始したと発表した。
H&Mは、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目標として掲げている。今回のアクションは、その一環。金融機関との協働でサプライヤーの排出量を促進するスキームは、欧州企業を中心に見られるようになってきている。
【参考】【国際】ボーダフォンとCDP、サプライヤー融資でリンクローン開発。CO2削減。シティ提供(2023年4月20日)
【参考】【ヨーロッパ】INGとアクシオナ、サプライヤー向けリンク・ローン。融資枠65億円、ESG高評価優遇(2022年2月19日)
サプライヤー企業は、今回のプログラムを通じ、DBSから融資を受けることができる他、米サステナビリティ・コンサルティングのガイドハウスからナレッジ支援も受けられる。
H&MとDBS、ガイドハウスが協働した融資プログラムは、すでに先行実績があり、2023年初頭にはH&MサプライヤーのインドのメーカーRaj Woollenに融資を提供。太陽光発電パネル、省エネ性能の高いモーター、資源を節約し二酸化炭素排出量を削減できる節水技術の設置等に調達資金が活用された。
【参照ページ】H&M Group drives the agenda on collaborative financing solutions for impactful climate action
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