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【国際】WHOとユニセフ、青少年メンタルヘルスケア手法「EASE」共同開発

 世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)は12月20日、思春期を迎える10歳から15歳のメンタルヘルスケア手法「Early Adolescent Skills for Emotions(EASE)」を共同開発したと発表した。専門精神科医医の少ない発展途上国等での普及を目指す。

 WHOによると、世界の青少年の7人に1人がメンタルヘルス問題を経験しているが、ほとんどが治療されず放置されているという。EASEは、思春期を迎える青少年と養育者を支援するため、抑鬱、不安、ストレスの症状等の症状に対処する介入法として考案された。同類の手法では今回が世界初。

 EASEでは、ストレスに対処するスキルを身につけることに焦点を当てた青少年向けの7つのグループセッションと、青少年をサポートするための養育者向けの3つのグループセッションで構成されている。EASEスキルは、認知行動療法の側面から適応されたもので、心理教育、ストレス管理、行動活性化、問題解決等をカバーする包括的概念。ヨルダン、レバノン、パキスタン、タンザニアの4カ国で実証され、ヨルダンとパキスタンでは2つの大規模ランダム化比較試験(RCT)も行われた。

 EASEは、メンタルヘルス専門家による継続的な監督を受けながら、非専門家ヘルパーが実施することができる。

【参照ページ】WHO and UNICEF publish new psychological intervention to support adolescents and their caregivers

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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