
重工業世界大手ハネウェルは2月21日、ベトナム初のグリーン水素プロジェクト「トラヴィン・グリーン水素プロジェクト」に参画すると発表した。現地の再生可能エネルギー開発グリーン・ソリューションズと覚書を締結した。
同プロジェクトでは、グリーン・ソリューションズが太陽光発電所や風力発電所を建設。ハネウェルが、プロジェクトの自動化設計と管理、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)を含むエネルギー転換のためのエネルギーマネジメントを担当する。
同プロジェクトでは、27haの土地の使用権を50年間取得。太陽光発電、風力発電、BESSで再生可能エネルギー設備容量600MWを確保し、水電解では240MWの生産能力を持つ。場所はチャビン省ドンハイ。
同社は2023年11月には、100%水素対応のダイヤフラム式ガスメーター「EI5スマート・ガス・メーター」を欧州で販売開始。同ガスメーターは、水素と天然ガスの双方を測定することができ、天然ガスへの水素混合需要をとらえたものとなる。オランダで実証運用に成功していた。
同社はまた2023年12月には、米領バージン諸島全域に配置された6つの大規模太陽光発電所に、BESSの第1弾提供を発表。BESSの容量は124MWh。同諸島では、VIElectronが太陽光発電所の建設を進めており、今回のハネウェルとのパートナーシップで、電力の安定供給能力を大幅に向上できる。全ての設置が完成すると、再生可能エネルギー電力によって同諸島のエネルギー消費の30%を満たすことができるという。
【参照ページ】HONEYWELL COLLABORATES WITH THE GREEN SOLUTIONS CORPORATION FOR VIETNAM'S FIRST GREEN HYDROGEN MANUFACTURING PLANT
【参照ページ】Honeywell Launches World’s First 100% Hydrogen-Capable Gas Meter
【参照ページ】Honeywell To Help Decarbonization Of U.S. Virgin Islands Through Battery Energy Storage
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