機関投資家の気候変動アクション・イニシアチブClimate Action 100+(CA100+)は4月16日、ステアリングコミッティ(運営理事会)の議長にカリフォルニア州職員退職年金基金(CalPERS)のマイケル・コーエンCOOが就任したと発表した。
ステアリングコミッティは、CA100+の最高意思決定機関で、現在15人の委員で構成されている。委員は北米、欧州、アジア、オーストラリア&ニュージーランド、グローバルの5地域で構成されており、各地域から議長が持ち回りで担当している。議長の任期は12ヶ月間。現在のアジアの委員は、AIGCC、フィデリティ・インターナショナル、BNPパリバ・アセット・マネジメントの3つから選出されている。
CalPERSは、2017年のCA100+共同設立機関で、初代議長も務めた。米国では共和党による反ESG政治運動に直面しつつ、米大統領選挙も控えている。このタイミングでのCalPERSの再登板の手腕に注目が集まる。
【参照ページ】CalPERS to Lead Committee Governing Climate Action 100+