
米ESG投資推進NGOのCeresは4月30日、中小企業向けのサステナビリティ評価ツールをリリースした。上場企業や大企業のような経営資源を潤沢にもたない中小企業向けに簡易評価ツールを開発した。
Ceresはこれまで、大企業を主なターゲットとし、2020年に「セリーズ・ロードマップ2030」を発表。「気候の安定」「水と天然資源の保全」「公正で包括的な経済の構築」の3つの分野を対象に、今後10年間のアクションプランを提示してきた。
Ceresは今回、大企業に対しては、すでに国際団体や各国政府当局によりサステナビリティ情報開示の機運が高まっている一方、中小企業が取り残されており、レピュテーション被害や市場シェアを低下させるリスクが生まれてきていると指摘。中小企業向けのサステナビリティ評価ツールの活用を普及させていく意義を伝えた。
今回発表されたツールは、オンライン上で自己評価していくことができる。その上で、評価結果に基づき、ベストプラクティス等の助言報告書まで得られる。評価項目は、パーパス、リスクマネジメント、従業員エンゲージメント、コミュニティ・エンゲージメント、顧客エンゲージメント、サプライヤーエンゲージメント、気候変動、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)、賃金・福利厚生で構成されている。所要時間は約2時間。
【参照ページ】Ceres launches new tool for small to medium-sized companies to improve their sustainability performance
【参照ページ】Sustainability Issues Assessment
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく
ログインする
※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら