
NTT傘下のNTTドコモは5月30日、携帯電話基地局に自家消費型の小型水力発電を活用する実証実験を開始したと発表した。同様の施策は国内初。
NTTドコモでは、消費電力約7割を、携帯電話の通信を担っている全国の基地局で使用。基地局電力消費による温室効果ガス排出量を削減するため、同社はすでに、太陽光発電や大容量バッテリーを導入したグリーン基地局を整備し、2023年度末時点で286局の運用を行っている。太陽光発電で発電した電力は基地局の給電に使用される他、余剰電力はリチウムバッテリーに蓄え、災害等の長期停電時の備えにもしている。
今回の実証実験では、熊本県立大学の島谷幸宏特別教授が開発したJet水車と水力発電システムを活用し、基地局周辺の河川、湧水、農業用水路等の水で発電した電力を基地局で活用することを目指す。太陽光発電の活用が難しい基地局への展開を想定している。
【参照ページ】国内初、基地局に自家消費型水力発電を活用する実証実験を開始
【画像】NTTドコモ
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