
世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は9月12日、ブルーファイナンス投資を促進するグリーンボンドを26億スウェーデンクローナ(約360億円)発行した。主幹事はSEB。IFCは、新興国でのブルーファイナンス促進で、3月にも20億ノルウェークローネ(約270億円)のグリーンボンドを初発行しており、今回が2回目。
IFCは2022年、「ブルーファイナンス・ガイドライン」を発行。海洋環境だけでなく、水資源や衛生の分野も資金使途として位置づけている。具体的には、水供給、水・衛生、海洋・水重視型製品、海洋重視型化学・プラスチック、持続可能な海運・港湾、物流、漁業・養殖業・水産物バリューチェーン、海洋生態系再生、持続可能なツーリズム、海洋再生可能エネルギーの9分野。
IFCは、ブルーファイナンス・ガイドライン発行を受け、自身のグリーンボンド・フレームワークを改訂し、グリーンボンドの資金使途を拡大している。今回発行の機関債の調達資金は、タイ第5位の商業銀行が発行したグリーン&ブルーボンドの購入等に充当する。
今回発行の機関債は、スウェーデン公的年金基金のAP2、AP3、AP7や、Folksam Group、Handelsbanken Fonder、Länsförsäkringar Liv、LF Västernorrland、National Pension Service、SEBアセット・マネジメント、Swedbank Robur、Skandia等が購入した
【参照ページ】IFC issues 2.6 billion Swedish krona green bond to promote blue finance in emerging markets
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