
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は10月27日、国連生物多様性条約第16回カリ締約国会議(CBD COP16)の場で、自然移行計画(ネイチャー・トランジションプラン)に関するガイダンス案を公表した。
今回のディスカッションペーパーでは、英政府の移行計画タスクフォース(TPT)が策定した開示フレームワークや、グラスゴー金融同盟(GFANZ)が策定した「ネットゼロ移行計画(トランジション・プラン)(NZTP)フレームワーク」を参考にし、自然(生態系・生物多様性)分野での移行計画策定の有効性について議論したもの。
【参考】【イギリス】移行計画タスクフォース、「TPT開示フレームワーク」発行。法定義務化へ(2023年10月10日)
【参考】【日本】金融庁、GFANZ寄りのトランジションファイナンス調査報告書発行。経産省とは距離か(2023年4月15日)
示されたガイダンス案は、TPT開示フレームワークがベースとなり、新規追加4項目、除外3項目となっている。
(出所)TNFD
同ペーパーでは、GFANZがすでに、ネットゼロ移行計画に自然(生態系・生物多様性)を統合する作業を始めていることに言及。TNFDとしてもガイダンスを発表することで、GFANZの動きを後押しし、金融機関と企業のエンゲージメントを促すことができるとの考えを示した。
【参考】【国際】GFANZ、加盟機関が1年で100以上増。2024年行動計画も発表。COP28(2023年12月8日)
TNFDは、2025年2月1日まで、ディスカッションペーパーに対するパブリックコメントを募集。2025年中に最終ガイダンスを発行する。その前に、ガイダンス案のパイロットテストを実施することも計画しており、自主参加の企業と金融機関も公募する。
【参照ページ】TNFD publishes draft guidance on nature transition planning at COP16
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