アサヒグループホールディングス傘下のアサヒ飲料と日本エムテクスは12月4日、自動販売機の庫内に二酸化炭素を吸収する特殊材を搭載した「CO2を食べる自販機」で回収した二酸化炭素を原料とした内装用タイル「二酸化タイル」を共同開発したと発表した。同製品は、二酸化炭素吸収材を使用した無焼成の内装用タイルとして特許出願中。
二酸化タイルは、二酸化炭素吸収材と高炉で鉄鉱石を溶融・還元する際に発生する高炉スラグを主原料に使用した内装用タイル。主原料の2素材と水を混合したものを圧縮・硬化させる工程で製造するため、一般的なセラミックタイルの製造工程で必要な約1200℃から1300℃の加熱焼成が不要で、従来の無焼成タイル比で温室効果ガス排出量を大幅削減できる。
同製品は、2025年4月から日本エムテクスがハウスメーカーやデベロッパー向けに販売する。
【参照ページ】日本エムテクスとCO2吸収材を主原料とした無焼成のタイル開発 「CO2を食べる自販機」で回収したCO2活用のタイル商品化は国内初
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