
中国証券監督管理委員会(証監会)の監督下にある上海証券取引所(SSE)は1月17日、「上海証券取引所上場企業自主規制監督指針第4号-持続可能な発展報告書の取りまとめ-」及び「上海証券取引所スター市場上場企業自主規制監督指針第13号-持続可能な発展報告書の取りまとめ-」を公表した。同取引所は、両ガイドラインを通じ、上場企業によるESG報告の質を引き上げる。
同指針は、同取引所の上場会社自主規制ガイドライン第14号「サステナビリティ報告書(試行版)」を補完する指針として、理解と適用を促すことを目的としている。
【参考】【レポーティング】中国三大証券取引所、大手上場企業にサステナビリティ報告義務化。21項目設定(2024年8月17日)
現在、同取引所の上場企業で、2024年度にESG報告書、サステナビリティ報告書、社会的責任報告書を発行した企業が1,193社あり、上場企業全体の52%となっている。前年比では6ポイント増となった。ESG評価では、2024年末時点で342社がMSCI ESG評価の対象となっており、そのうち100社が最新の評価で格上げされ、AAAも8社ある。
投資面では、2024年末までに、中国証券インデックス会社は、SSE50指数、SSE180指数、CSI300指数などに基づく広範なESG指数を含む、合計147のESGインデックスを設定済み。ESGインデックスをベンチマークとする商品の数は89に達し、グリーンETF数も45にまで増えた。運用総資産は1,300億人民元(約2.8兆円)を超えた。
今回発行した指針では、添付文書「一般要求事項と開示の枠組み」で開示見本を提示するとともに、添付文書「上場企業がサステナビリティ・ガバナンスの枠組みやマネジメント手続を構築するのを支援するための気候変動への対処」で、基準の解釈解説も実施している。
同取引所は今後もESGの開示の質を引き上げる指針やツールの発行を進めていく考え。
【参照ページ】SSE Releases Sustainability Reporting Guidance to Drive High-quality ESG reporting by Listed Companies
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