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【ニュージーランド】フォンテラ、低炭素酪農家にインセンティブ支払開始。マースとネスレ協働

 ニュージーランド乳業大手フォンテラは2月18日、マース及びネスレと協定を締結し、一定の温室効果ガス排出削減基準を達した調達元酪農家に対しプレミアムを支払う制度を開始したと発表した。対象は6月1日から始まる2025年度。

 同社は、農場や酪農場での原単位排出量を2030年までに2018年比30%減という目標を掲げている。今回のアクションもその一環。

 同社は現在、協同組合差額(Co-operative Difference)制度として、乳固形分1kg当たり最高10セントのプレミアム支払を可能とする制度を設けている。今回新たに、「排出量エクセレンス」として、飼料、肥料、飼育等の酪農場からの排出量を基に、二酸化炭素除去量(農場内で生育する樹木や植生から除去される二酸化炭素による排出削減量)を差し引いた値が、協同組合の2017年度水準を下回った場合に、さらに乳固形分1kg当たり1セントから5セントのプレミアム支払いができるようにした。

 排出量エクセレンスに該当する酪農家は、2024年度のデータを基づくと、5,000軒にもなるとみられている。

 さらに、マース及びネスレとの個別の契約により、「オンファーム・ソリューション」制度も導入する。同制度は、協同組合差額を達成した酪農家に対し、ニューヨーク家畜改良公社(LIC)やCRVの牛群効率化サービス等、排出効率をさらに向上させるためのオンファーム・ツールやサービスを提供する。2024年度の実績に基づくと、87%の酪農家が同制度の対象となる見通し。

 加えて、酪農場からの排出量だけでなく、用地確保での土地利用変化も加えた排出量が、平均的な酪農場より約30%低い場合には、さらにインセンティブが上乗せされる。具体的には、乳固形分1kg当たり10セントから25セントの追加排出インセンティブが支給される。2024年度のデータによると、来シーズンは300農家から350農家が対象となると推定されている。

 これらの資金は、マース及びネスレが賄う。さらに両社にとってはスコープ3削減の意味を持つ。マースは、「ファーマー・フォワード・プログラム」として今後5年間で2,700万米ドル(約40億円)を拠出。またマースは、今回のプログラムにより、約165戸の酪農家では、1戸当たり年間平均15,000米ドルの奨励金を受け取ることになり、さらに2030年までに酪農から排出されるスコープ3排出量を2015年比で15万t以上削減できると予測されている。

【参照ページ】Fonterra announces new incentives for farmers to reduce emissions 【参照ページ】Mars pledges $27M USD for tools, technology and cash incentives to empower

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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