
JPモルガン・チェース傘下のJPモルガン・ペイメンツは7月31日、オラクルのFusion Cloud ERPと統合されたサプライチェーンファイナンス・ソリューションを発表した。すでにFedExが採用を決めている。
今回開発したソリューションは、FedEx、JPモルガン・ペイメンツ、オラクルの3社が協働し、JPモルガン・ペイメンツのサプライチェーンファイナンス機能をOracle Cloud ERP内に直接組み込む機能を新たに開発したというもの。同機能は、Oracle B2B経由で提供され、FedExはカスタムソリューションを実装する必要なく、システム内でネイティブに操作が可能となった。これにより、通常6ヶ月かかる開発プロジェクトを、簡単なアクティベーションとセットアップ・プロセスに短縮できた。
具体的には、FedExが請求書を承認すると、サプライヤーは延長支払条件に基づき支払を契約通りに待つか、FedExの優れた信用格付に基づく融資利率でJPモルガン・ペイメンツ経由の早期支払を選択できるようになった。これにより、運転資本を最適化できる。
すでにJPモルガン・ペイメンツのサプライチェーンファイナンスは、同社の「Integrated Trade Finance for Oracle Fusion ERP」を通じ、FedExを含む顧客に提供されている。JPモルガン・ペイメンツとオラクルは、2022年から数十の共通顧客向けのソリューションの開発で共同を開始していた。
サプライチェーンファイナンスのデジタル化は、バンク・オブ・アメリカも力を入れており、2023年に同社の「CashPro」プラットフォーム上で、サプライチェーンモジュール「オープンアカウント・インフォメーション」の提供を開始。
またSAPも2022年、運転資金管理ソリューションの大手プロバイダーであるTaulia社の株式の過半数をJPモルガンから取得。Tauliaをサプライチェーンファイナンス事業の柱とし、アジア太平洋地域や欧州・中東・アフリカを含めたグローバル市場でのシェア獲得を進めている。
【参照ページ】J.P. Morgan Payments Launches Cutting-Edge Supply Chain Finance Solution with Oracle
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