
田中貴金属グループは7月31日、同社傘下の産業用貴金属事業を展開する田中貴金属工業における貴金属回収プロセスの温室効果ガス排出量削減とプラスチックの再資源化を目指し、JEPLANとの事業提携を発表した。
同社はこれまで、顧客からリサイクルの依頼を受ける工程廃棄物のうち、貴金属が付着・吸着したシリンジやウエス等のプラスチックを焼成処理で除去し、残った灰から貴金属を回収していた。環境規制物質の除去には対応してきたが、プラスチックを燃焼させる過程で発生する温室効果ガスの削減が課題だった。
今回の提携では、JEPLANのポリエチレンテレフタレートを対象にした独自のケミカルリサイクル技術を活用し、従来の焼成処理にケミカルリサイクル処理を利用することを検討。これにより、対象となるプラスチックの貴金属回収プロセスにおける温室効果ガス排出量を90%削減する見込み。再生プラスチックの生産も目指す。
(出所)田中貴金属グループ
【参照ページ】田中貴金属グループ、脱炭素・循環型社会実現に向けてJEPLANとの事業提携を発表
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