
持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は9月17日、温室効果ガス削減貢献量(Avoided Emissions)に関するセクター別ガイダンスを発行した。
【参考】【国際】WBCSD、GHG削減貢献量ガイダンスの改訂着手。基準明確化やセクター別ガイダンス(2024年10月10日)
【参考】【国際】WBCSD「削減貢献量算出ガイダンス」発行。企業やプロジェクトに活用条件設定(2023年3月22日)
今回発行したのは、農業・食料セクター向けと、建設・不動産セクター向けの2つ。農業・食料セクター・ガイダンスでは、削減貢献量を主張するための定義、範囲設定、検証、活用に関するルールを提示。データアクセス、季節変動の影響、副作用評価等の内容も盛り込んだ。また、ケーススタディとして、低炭素飼料、プレシジョン(精密)農業、作物栽培におけるバイオスティミュラント活用、食品ロス・食品廃棄物削減のためのバイオプラスチック包装、植物性たんぱく質等、固有の評価手法も示した。
建築環境セクター・ガイダンスでは、同様に、削減貢献量を主張するための定義、範囲設定、検証、活用に関するルールを提示。また、ケーススタディとして、断熱ガラス、熱回収付き機械換気、床スラブ設計における低炭素コンクリート導入、ビル管理システム、再生材料、バッテリー併設太陽光発電での評価手法も詳述した。
さらにWBCSDは9月18日、ボストンコンサルティンググループ(BCG)と協働し、バリューチェーンにおける物理的リスクとレジリエンスに関する経営陣向けCEOハンドブックも発行している。
【参照ページ】Avoided Emissions in the Agriculture & Food Sector
【参照ページ】Avoided Emissions in the Built Environment
【参照ページ】Physical Risk and Resilience in Value Chains
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