
リコー、大和ハウス工業、NTTアノードエナジーの3社のコンソーシアムは9月10日、インクジェット印刷ペロブスカイト太陽電池の社会実装に向けた技術開発と実証事業が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金に採択されたと発表した。実証事業は2029年度までの5年間の予定。
同技術開発・実証事業では、技術連携により、インクジェット印刷ペロブスカイト太陽電池生産技術と施工設計技術・電装設計技術を開発する。太陽電池、施工、電装の技術開発をワンストップで行うことにより、早期の社会実装を目指す。
同コンソーシアムでは、リコーが、複合機の開発で培った有機感光体技術と、インクジェットヘッド技術、インク・サプライ技術、プリンティングシステム技術、ロールtoロール搬送技術を掛け合わせ、ペロブスカイト太陽電池の高変換効率化・高耐久化に加え、高生産性・低コスト化を実現。高精度パターニングにより任意の場所に全機能層を積層可能なため、意匠性の付与やサイズのカスタマイズも可能。
大和ハウス工業は、大型物流倉庫の屋根やデータセンターの外壁等向けのペロブスカイト太陽電池の施工技術を開発。NTTアノードエナジーは、ペロブスカイト太陽電池を曲面屋根や壁面に導入する際に生じる不均等な日射による発電量の低下について、モジュール配列やストリング設計の工夫や、独自開発したパワーコンディショナーの導入で解決を目指す。
同実証では、ペロブスカイト太陽電池のBIPV/BAPVに向けた技術を確立し、2030年度に年間製造能力300MW以上と発電コスト14円/kWhの達成を目標としている。3社は、屋根、外壁、防水材などの部材メーカーとも連携していく。
【参照ページ】リコー、大和ハウス工業、NTTアノードエナジーのコンソーシアムによるペロブスカイト太陽電池の社会実装に向けた技術開発と実証事業がNEDOのグリーンイノベーション基金に採択
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