
エネルギー世界大手英シェルは8月3日、欧州の陸上再生可能エネルギー事業をトタルエナジーズに売却する契約を締結したと発表した。また7月13日には、インド再生可能エネルギー開発子会社ソレネルギ・パワーの全株式を18億米ドルでアディティア・ビルラ・リニューアブルズに売却する契約を締結したと発表した。
今回の事業売却は、シェルが進めている事業ポートフォリオ転換の一環。同社は2024年、「エネルギートランジション戦略2024」を発表し、スコープ3を含めた2050年カーボンニュートラル目標は掲げつつも、スコープ3を含めた原単位目標については、2030年の目標を当初の2016年比20%減から、2016年比15%減から20%減に引き下げ、2035年までに45%減としていた目標は撤回している。
【参考】【イギリス】シェル、スコープ3原単位目標を引下げ。ガソリンやジェット燃料の販売は縮小(2024年3月15日)
【参考】【イギリス】シェル株主総会、気候株主提案に賛成20%も。LNG事業目標のパリ協定整合性(2025年5月23日)
さらに2025年に発表した構造改革では、複数の2040年気候変動移行シナリオを想定した上で、常に重要になるのが液化天然ガス(LNG)を主とした天然ガス事業と判断。LNG上場サプライヤーで世界一、深海石油開発プロジェクトで世界一、潤滑油・電気自動車(EV)重点ステーション事業で世界一の3つの注力分野を掲げている。特に、LNG事業については、世界需要が2050年までに年間約7億tに増加し、2025年の水準から約65%増加すると予想。一方、再生可能エネルギー事業については、注力しない方針を明確にしていた。
欧州の陸上再生可能エネルギー事業の売却では、…
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